認知症の方との向き合い方

介護職として働くときに知っておきたい認知症の方との接し方!

してはいけない対応とは?

特養やグループホームなど、認知症を患っている方を受け入れ可能な施設は多くあります。
介護職は認知症の方の介護やケアを行うこともあるでしょう。

認知症の症状が進行していると、理解できない言動や行動を起こす場合があり、介護士は認知症の方に合わせた対応をしなければなりません。
対応を間違えてしまうと、症状の悪化につながってしまったり、認知症の方の心に傷をつけてしまったりといった事態も発生しかねないため、注意が必要です。

認知症の人は、暴言や暴力を振るうなと、時として困った行動を起こすことがあります。
しかし、そんな時でも介護士は認知症の人をむやみに叱ってはいけません。
何度言い聞かせても認知症の人は意味がよく分からず、怒られたという嫌な気持ちだけが残ってしまいます。
相手のプライドを傷つけたり、否定したりすると相手は不安を募らせ、認知症の症状を悪化させてしまいます。

認知症の人と接する時は、穏やかな声で優しく対応しましょう。
そうすることで、大きな不安を抱えている認知症の人の心を安心させることができ、暴言や暴力が収まることに繋がるのです。

また、認知症の人に対して、無視や放置もしてはいけません。
認知症の方も1人の人間です。
誰であっても無視や放置されると自尊心が傷ついたり、不安になったりします。
ストレスや不安感は認知症の症状を悪化させてしまうので、しっかりとスキンシップやコミュニケーションをはかり、認知症の方の心の安定を目指しましょう。