認知症の方との向き合い方

介護職として働くときに知っておきたい認知症の方との接し方!

必要な認知症ケアの知識!

介護職を就きたいと考えている方の中には、認知症を発症している方への対応がわからず不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

認知症は認知機能が低下することで発生する記憶障害や判断力低下が中核症状ですが、日常生活であらわれる二次的な症状は人により多様にあります。
主な周辺症状としては徘徊や周囲の人への暴力行為などがあり、それらは患者の精神的不安やうつ状態から引き起こされることも多いです。
介護職は患者の不安を和らげる配慮をする一方、認知症に対する理解を深め一人一人の症状に合わせた適切なケアをすることが重要になります。
認知症の基本的な知識はこちら→正しい知識で認知症をケアしよう

認知症には大きく分けて4つの種類があり、代表的なものがアルツハイマー型認知症です。
その他にレビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症があります。
認知症患者と関わる介護職は、これらの認知症の特徴をよく理解し、各利用者が安心して過ごせる環境を整えることが重要です。

また認知症の中には早期治療をすれば治る可能性があるものもありますが、それでも認知症の多くは完治が難しいとされています。
そのため常に患者に寄り添いながら受容的な姿勢で関わることが大切です。

全国の自治体では認知症の理解を深めることを目的として、認知症サポーター養成講座を開いています。
この講座を受講することで認知症に関する基本的知識や対応の方法を学ぶことができるので、介護職をめざすなら一度受講してみるのも良いでしょう。
学生や認知症患者の家族などさまざまな立場の人が受講できる無料講座なので気軽に参加することができます。